町田市が今年5月から進めていた、「芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアム整備運営事業(PFI事業)の公募プロポーザル(事業者選定)が中止となりました。
理由は事業のスケジュールに変更が生じたためとのことです。
この事業の業務には、以下の内容が含まれています。
●芹ヶ谷公園の第2期及び第3期整備の設計及び工事、新たな樹木伐採や土砂搬入が問題視されているアート体験棟の工事
●町田市が国際版画美術館の改修目的として説明してきた「アート・出会いの広場」の設計及び工事とその企画運営・管理
●工事着工の目途が立っていない国際工芸美術館などを含む公園施設全体の運営・管理等
さらに、上記工事を進めるにあたっての近隣住民との折衝や工事に伴う騒音・渋滞対策等も求められており、これまで市が責任を持つと説明してきた様々な事柄を、業者にほぼ丸投げする内容となっています。
このことに不安を抱いた市民らがプロポーザル(事業者選定)の審査過程の公開を求めたところ、市はこれを却下したという経緯があり、どのような事業者が選定されるのか、多くの市民の注目を集めていました。
このプロポーザルには、内容の複雑さや業務の難しさのためか、参加を検討する事業者から合計700を超える質疑が提出されています。
また、国際工芸美術館建設工事の施工者選定が、5月・6月の2回にわたり流れたことで、スケジュール等の見直しが行われ、11月にも3回目が流れたことから、このプロポーザル(事業者選定)も中止となった模様です。
このプロポーザルの内容及び経過は、町田市ホームページの下記ページでご覧いただけます。
Comments