町田市は現在、芹ヶ谷公園“芸術の杜”パークミュージアムの整備運営を担うPFI事業者の公募手続きを進めています。
しかし、国際工芸美術館の施工業者を決める入札が、参加申し込み企業の辞退により2回にわたって中止となっている影響で、整備運営事業スケジュールの6カ月~8カ月の遅れを公表しました。
※PFI事業とは
…民間の資金と経営能力・技術力(ノウハウ)を活用し、公共施設等の設計・建設・改修・更新や維持管理・運営を行う公共事業の手法(出典:内閣府HP)
▶パークミュージアム整備運営事業のスケジュール変更についてのお知らせは、こちら↓からダウンロードしてご覧ください。
▶同じものを町田市HP↓からもダウンロードできます。
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ちなみに、このパークミュージアム整備運営事業については、町田市が民間事業者に丸投げする、とても無責任な内容となっています。
版画工房と喫茶室を別の場所に追いやる理由の一つとなっている「アート・出会いの広場」の設計と企画運営
谷戸の自然環境の行方を左右する今後の公園整備
工事の安全管理や地元住民との折衝
このような事業に名乗りを上げる事業者がいるとしたら、どのようなうま味があるのか、動向を注視していく必要があります。
また、国際工芸美術館建設については、工事が難しい「がけ地」に建設し、国際版画美術館に強引に繋げるなどの無理な工事により、必要な建設費が町田市の予定価格を大きく上回っていることが、2回の入札中止の主な原因だと考えられます。
この計画は、過去の市議会で工事費が高すぎることが指摘されて見直しとなった経緯があります。
現在、施工業者の入札は3回目の手続きが進められているようですが、これまで市が説明してきた金額よりも予算を増額して行うことは許されないはずです。
町田市はこの機会に一旦立ち止まって、地元住民や市民の声にしっかりと耳を傾け、計画を見直すことが必要ではないでしょうか。
▶パークミュージアム整備運営事業のPFI事業者募集についての詳細は、町田市HPのこちらのページ↓でご覧いただけます。
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